動画像による変位計測
撮影した動画像から対象物の動きを計測します。動画像を用いるため、非接触かつ多点同時の計測も可能になるのが大きな特徴です。
- 橋梁の桁、床版のたわみ計測に
- 支承の健全性確認に
- 道路標識等の振動解析に

非接触(ノンターゲット)の計測が可能
その箇所が特徴的であれば画像内で計測領域を任意に作成できるため、対象物へ計測ターゲットや計器を取り付けることなく、完全非接触・ノンターゲットでの計測が可能です。
足場設置・交通遮断不要
ターゲット設置なしで離れた場所から計測できるため、機材設置のための足場や高所作業車、作業のための交通の遮断、関連する許可申請といった労力・コストを大きく削減できます。
シンプルな機材と計測手順
機材は
- カメラ、三脚、レーザー距離計
- Zoom300 ソフトウェアとパソコン
のシンプルな構成となっています。カメラ・三脚類は市販のものを使用しますので特別な操作は必要はありません。

Step1:組立て
三脚を組み立ててカメラをセットします。

Step2:撮影
対象物までの距離と角度をレーザー距離計で測定し、録画します。

Step3:解析(計測)
PCに動画を取り込み、Zoom300ソフトウェアで開いて測りたい箇所を設定します。マッチングボタンを押せばあとは自動で解析がおこなわれます。

Step4:結果
解析にかかる時間は、録画時間と同じ~録画時間の2倍程度が目安です。(計測領域の数や大きさ、PCのスペックにもよります) 計測結果を現場で確認することも十分可能です。

国交省性能カタログ掲載
Zoom300は、国土交通省「点検支援技術性能カタログ」掲載技術です。
番号:BR030004-V0222(令和4年9月版)
国土交通省 点検支援技術性能カタログ(https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/)