Q＆A

A：リアルタイム性と、それを踏まえた想定計測期間が異なります。

「地すべり50」は、カメラを設置・固定して長期間にわたる監視計測をおこなうことを想定したシステムです。
地すべり斜面やダム堤体の監視など、数箇月から年単位におよぶ計測が可能です。長期間かつ正確な計測のため、計測1回あたり10枚撮影して揺らぎの影響を軽減したり、柔軟に基準画像を追加・変更できたりといった機能をもっています。
これらの処理をおこなっているため、計測間隔は最小10分程度～が目安です。

「Zoom RT-01」は、地すべり50を基本としながら、よりリアルタイム性を重視したシステムです。
地すべり50での1回10枚撮影など「更なる精度向上のかわりに処理時間を要する部分」を外し、実用的な精度を保ちながら最短5秒～の計測間隔を実現しています。地表面沈下の常時監視や薬液注入管理などの用途を想定しています。一方で、準リアルタイムで計測できるかわりに標準の計測期間は数日程度までとなっています。(画像枚数や累積システム負荷のため。ただしこれらはPCのスペックによっても変わります。)
また、地すべり50にあった精度向上機能と引き換えにリアルタイム性を得ておりますので、精度は基本的に地すべり50よりは若干低い形となります。